PRODUCTS 製品紹介

特殊鋼・ステンレス鋳造品

誘導電気炉メーカーとしてスタートした富士電波工業では昭和45年の滋賀工場進出を機に、特殊鋼鋳造部門を創業し、高度な技術を誇る鋳造工場として今日に至っております。

自社製溶解炉を駆使し「ひとつひとつを丁寧に」をモットーとし、特にステンレス以上の材質(ニッケル基合金など)の製造を得意としています。砂型鋳物により、形状の複雑な物、特殊材質による品物にも即対応致します。
また、真空溶解による各種合金の試作・実験のご相談も承っております。
さらに、生産財の鋳造に日々努める一方で、ステンレス素材の良さを活かした鋳造造形美術品の制作も行っています。

近年では環境に配慮した人工砂再生設備を新たに設置しました。
加熱技術と金属物性に精通した富士電波工業の素形材を是非ご活用下さい。

保有設備

溶解炉

設備 溶解量 出力・周波数
大気溶解炉 1号機 900kg~1000kg 600kW・1kHz
2号機 170〜250kg 175kW・3kHz
3号機 170〜250kg 175kW・3kHz
4号機 70〜130kg 175kW・3kHz
真空溶解炉 1号機 50〜100kg 175kW・3kHz
2号機 3kg 15kW・9kHz
簡易精鋳炉   10〜20kg 175kW ・3kHz
  • 真空溶解炉1号機
    真空溶解炉1号機

主要な試験機器

カントレコーダ真空型、硬度計ロックウェル、引っ張り試験器RH型、硬度計ショア、衝撃試験器シャルピー、硬度計マイクロビッカーズ、フェライトメータ、硬度計ブリネル

人工砂再生設備

2010年3月に人工砂再生設備と樹脂硬化剤コントローラーを設置しました。本設備は環境対策、廃棄物処理の観点から、アルカリフェノール造型方法を採用しています。

  • 保有設備(人工砂再生設備)
  • 保有設備(人工砂再生設備)

本造型方法はアルカリフェノール樹脂に硬化剤を添加して砂を固まらせる造型法で、砂の再生率を従来の53%から96%に上げ、再生した砂を何回も繰り返し利用することができます。この設備の設置により廃棄物発生の大幅抑制に成功しました。

主な取り扱い材料

※表中に無い材料も対応可能な場合がありますので、お問い合せ下さい。

ステンレス
JIS ASTM 鋼材 その他
SCS1 CA15 SUS410  
SCS2 CA40    
SCS2A CA40    
SCS3 CA15M    
SCS4      
SCS5      
SCS6 CA6NM    
SCS10   SUS329J3L, J4L  
SCS11   SUS329J1  
SCS12 CF20    
SCS13   SUS304  
SCS13A CF8    
SCS14   SUS316  
SCS14A CF8M    
SCS15      
SCS16   SUS316L  
SCS16A CF3M    
SCS17 CH10, CH20 SUS309S  
SCS18 CK20 SUS310S  
SCS19   SUS304L  
SCS19A CF3    
SCS20   SUS316J1L  
SCS21 CF8C SUS347  
SCS22      
SCS23 CN7M   CP-20
SCS24 CB7Cu-1 SUS630  
  CG8M SUS317  
  CG3M SUS317L  
    SUS317J1  
(SCS13+Ti)   SUS321  
    SUSXM15J1 SN1
  UNS.N08020   CP20cb3
  CD4NCu    
  CN7MS   Worthite
ニッケル基合金
JIS ASTM 鋼材 その他
  CZ-100   Nickel
  M-35-1   C. Monel
  M-35-2   C. Monel
  N-12MV   Hastelloy B
  N-7M    
  CY-40   Inconel600
  CW-12MW   Hastelloy C
  CX2MW   HC22-C
耐熱鋼
JIS ASTM 鋼材 その他
SCH2 HC    
SCH11 HD    
SCH13 HH    
SCH21 HK30    
Cu合金
JIS ASTM 鋼材 その他
  B-149    
  • 主な取り扱い材料
  • 主な取り扱い材料

真空溶解による各種合金の試作・実験

エネルギー開発、環境問題、航空宇宙開発、電子機器の小型化・高性能化など、様々な観点から金属材料の高性能化が求められています。

大気中では溶解の難しい母合金の製造、超伝導材料、磁性材料、制振合金、金属間化合物、形状記憶合金、水素吸蔵合金、粉末冶金など機能性材料の研究、生産に真空中での溶解をお奨めしています。

弊社では自社製真空溶解炉FVM-II-100(高周波出力:175kw 3kHz,到達圧力:10-2Pa(10-4Torr),酸素濃度:1ppm以下,溶解量:50kg~100kg)を設置し、稼動中です。

研究開発段階から生産まで皆様のパートナーとしてご用命を賜りますことを心よりお待ち申し上げます。秘密は厳守致します。

基本料金
料金は基本的に(1)原材料費+(2)ルツボ代+(3)築炉費+(4)溶解費+(5)分析費となります。

1. 原材料費

原材料費は相場により変動致します。御相談下さい。支給の場合は不要ですが、形状等のお打合せを要します。

2. ルツボ代

ルツボは溶解材料により黒鉛、アルミナ、マグネシアルツボを使い分けています。
この他にスピネル、ジルコニア等も御用意できます。ご相談下さい。

3. 築炉費

築炉作業にかかる費用です。ルツボの交換を行わない場合は不要です。

4. 溶解費

溶解作業にかかる費用です。
製品は特に指定が無ければ50kg程度(Fe換算)のインゴットになります。

5. 分析費

弊社は真空型カントレコーダー((株)島津製作所製GVM-1000)を保有しており、ステンレス鋼、ニッケル基合金などの成分分析が可能です。また、他の材質においてもお見積もりさせて頂きます。

3kg 真空溶解炉による委託実験

真空溶解による実験試料作成などを、経験豊富な弊社にご用命下さい。

1. 溶解炉体およびルツボ

溶解用炉体は1kg鉄溶解用、3kg鉄溶解用、3kg非鉄溶解用の3種類があり、溶解材料、溶解量に応じて選択できます(重量は鉄換算です)。
(ルツボの納期は3週間ほどかかります。)

溶解炉体 1kg 鉄溶解用 3kg 鉄溶解用 3kg 非鉄溶解用
ルツボサイズ φ63×φ53×120H φ95×φ80×160H φ80×φ65×160H
ルツボ材質 アルミナ、マグネシア、スピネル、ジルコニア、カルシア 黒鉛

2. 溶解中の温度測定、サンプリング、材料の追加

熱電対による溶湯の温度測定、石英製サンプリング管によるサンプル(φ25×30)の採取が可能です。
また、溶解中にφ48×60Lのバケツを使用して 材料の追加挿入が出来ます(材料の大きさ形状に制約があります)。

3. 鋳型

鋳型は水冷銅鋳型(φ77×50L 約1.5kg)、FC鋳型(φ77×50L 約1.5kg)、FC鋳型(100×100×16板状 押し湯込みで3kg)の3種類があります。お客様ご支給の鋳型も使用できます。その他、ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さい。

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