PRODUCTS 製品紹介
真空溶解炉(FVM シリーズ)
電気をエネルギー源とした工業加熱装置です。
溶解、焼結、焼成、ホットプレスなど、様々な業種で必要とされる熱加工方法に対応できます。
特に金属溶解、ファインセラミックスの焼成、石英の熱処理には豊富な実績があります。
設計、製作、据付、調整・試運転、メンテナンスまでを、自社で一貫して責任をもって行います。
主な特徴
誘導撹拌作用で脱ガス効果と、真空チャンバ内での溶解であるため、不純物の溶湯への混入が防げます。
- 実験用小型機から生産用設備まで豊富な実績。
- 水冷ターンテーブル方式や水冷銅鋳型により試料の急速冷却が可能です。
- 溶解量0.3kg~1500kg(鉄換算)まで対応できます。
連続炉の製作実績も多数。ご相談下さい。
導入例
電池材料、磁性材料、シリコン、貴金属(Pt, Au, Ag 等)、高純度金属 等の溶解
真空溶解炉は高周波電源を利用し、その急速な誘導加熱作用により真空中あるいは雰囲気中において金属の溶解をおこないます。装置は真空溶解タンク、真空溶解炉体、共軸導体、材料投入装置、炉体傾動装置、鋳型移動装置、真空排気装置、真空装置操作盤、高周波変換器により構成されます。
真空溶解、材料投入、温度測定、鋳込作業はタンクに設けられた覗窓より観察しながら容易におこなう事ができます。
真空溶解炉体への材料の供給及び添加材料の供給は、真空タンク上面及び側面に設けた投入装置によっておこないます。投入装置はゲート弁で仕切られた半連続投入装置によって構成されています。
仕様例
FVM-3 | FVM-15 | FVM-1500 | |
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溶解量(鉄換算) | 3kg | 15kg | 1500kg |
溶解時間 | 60分 | 10分 | |
最高温度 | 1700℃ | 1700℃ | |
到達真空度 | 1.3×10-2Pa | 1.3×10-2Pa |