
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 「産業のコメ」が鉄に代表される金属であった戦後復興の時代に創業し、誘導加熱の原理を鉄鋼の溶解や金属熱処理に応用する装置を世に出しました。お陰様で21世紀の現在に至るまで、弊社の高周波誘導炉は鋳造工場や熱処理工場でお使いいただいています。高度経済成長の進展とともに炉ユーザーの生産性向上に寄与すべく、メンテナンスサービスの事業化に乗り出し、さらに、自社製溶解炉を用いて自ら鋳造業に進出することで、電気炉のユーザーの立場に立った炉の改善改良に成果を上げています。
そして、石油ショックを乗り越えた「経済大国ニッポン」を半導体がリードする時代の幕開けとともに、カーボンヒーターを用いたファインセラミックス焼結用の高温炉や真空ホットプレスなど真空炉の技術で、半導体産業を様々な側面からサポートしています。特に多目的高温炉「ハイマルチ®」は、既に200台以上がファインセラミックス研究の最先端で国内外を問わずご活用いだいております。
さらに今、「環境の時代」に我が国の競争力の源泉となる太陽光発電や二次電池の、基幹的材料であるシリコンや石英、磁性材などを熱処理する大型生産設備にも貢献しております。2008年8月には、大型炉の生産を効率的に行うことが出来る新しい工場を滋賀工場内に新設致しました。
時代が移り変わっても、常に守り続けているスタンスは、実験室から量産工場まであらゆるシーンでお役に立つこと、そして、お客さまとともによりよい製品を実現するために、困難な加熱条件に悩み試行錯誤を繰り返しながらも、誠実に取り組み結果を出すことです。
これからも新たな時代に向かって、全社員がさらなる努力を積み重ねて参りますので、今後ともよろしくお引き立ての程お願い申し上げます。
富士電波工業株式会社
代表取締役社長 横畠俊夫